Google AI studioでプロンプト開発し、もっとチューニングしたい
「Google Colabで、Google Gemini(AI)のプログラミング解説、初心者用(#12)・Google AI Studioを触ってみよう」から、Google AI Studioを触り始めています。特に、Google AI Studioには、英語版ではありますが、プロンプト・ライブラリーがあり、それを参考にすることで、プロンプトの書き方の参考になります。
ところで、Google AI Studioで開発した、プロンプトとプログラムを使って、データを大量にAIに食べさせたくなることがあります。もちろん、キーボードと人力で、Google AI Studioに向き合っても良いのですが、多少プログラミングを知っている人なら、単純作業を敬遠すると思います。
そこで今回は、Google AI Studioで開発した、プロンプト、コードを、Google Colabへ移植させる方法を説明します。以後、Google Colabで、Google AI Studioで開発した、プロンプトのカスタマイズを行なってみようと思います。
Google AI Studioから、codeを出力するには、Geminiのモデルの制限がある
現在(2024/4/5)では、Google AI Studioの右側のメニューのモデルでは、
Gemini 1.0 Pro
Gemini 1.0 Pro Vision
Gemini 1.5 Pro
などの、AIモデルが使えます。
しかし、Gemini 1.5 Proは、PREVIEW段階なので、Google AI Studioでは、code出力(Get code)機能が有効ではありません。注意が必要です。
改良マーケティング コピーの作成を、Google Colabに移植しよう
では、早速Google AI Studioから、Google Colabへの移植を行いましょう。今回は、「Google Colabで、Google Gemini(AI)のプログラミング解説、初心者用(#14)・Google AI Studioのサンプルを改良」で、日本語化した、「改良マーケティング コピーの作成」を、Google Colabに移植させてみましょう。
まずは、AIモデルを、Gemini 1.0 Pro Visionに変更しましょう。
次に、そのメニューの上のGet Codeを押します。
すると、下の図のような、新しいWindowが登場して、少し戸惑うかもしれませんが、慌てずに、この画面の中のOpen in Colabを押します。
すると、画面が自動的に、Google Colabに切り替わります。
Google Colabで、少しだけコードを変更する
これで、Google AI Studioで開発した、プロンプトやプログラムが、Pythonのコードとして、Google Colabに移植できました。このままで、動きそうなのですが、1箇所修正が必要です。
プログラムの上から3番目の周辺に、"Set the API Key"というブロックがあります。
この"API_KEY"の変数が、このBlogの中では、"GOOGLE_API_KEY"としているので、その部分のみ、下の図のように変更します。
書き換えたら、以後再利用するために、Googleドライブに保存しておきましょう。
さぁ、Google Colabで実行!
あとは、上からいつものように、「三角マーク」を上から押していくだけです。
途中のMount Google Driveの部分で、
Google ドライブに接続の画面が出てきますが、画面の説明通り、許可して進めましょう。この部分は、次回以後、詳しく説明します。
そして、しばらくすると、以下のように生成AIから推定が表示されるはずです。これが出れば、移植完了です。
これで、Google AI Studioから、Google Colabへの移植が、完了です。次回は、移植されたプログラムを改造することを、行っていきたいと思います。
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