マーケティングライブに2度目の大村の園田市長がゲストに
そうなんです。BBTマーケティングライブの2024年6月のゲストに、九州は長崎県の大村市の園田 裕史市長にお越しいただきました。
マーケティングライブに、市長が、と思われる方もいると思いますが、自治体運営には、マーケティング的な要素がたくさんあるのですよね。
今回は、令和5年度からスタートした、大村市のデジタル田園都市国家構想での、取り組みをご説明いただきました。
そうなんですね。デジタル田園都市国家構想の取り組みの「鍵」は、
市民の望んでいる取り組みを調査する
デジタルを使って調査で浮かび上がった課題を解決する
構築したデジタルの新しい仕組みを持続性の高いものにする
可能である限り、課題解決以上に、自治体、自治エリアの成長に寄与させる
というものであり、多くの企業が、Webサイトを構築した時や、企業アプリを提供した時のプロセスに似ているのです。
今回は、大村市の園田市長にその取り組みである、「おむすび。」「ゆでぴ」の取り組みを丁寧にご説明いただきました。
そしてある意味「共創マーケティング」を実践していた
今回は、BBTマーケティングライブとしては、珍しくゲストが2人います。もう一人のゲストは、大村商工会議所の副会頭の時 忠之さまです。というのも、大村市のデジタル活用の街づくりは、商工会議所を中心としたビジネス・パーソンの協力が大きな取り組みだったからです。
大村市では、官民共創会社「CONNECT株式会社」を創設し、街づくり、街の成長を、官民一体で行なっています。この取り組みは、とてもユニークで、その説明のために、今回が、時 副会頭にもお越しいただき、丁寧に商工会議所の取り組みや、商工会議所と大村市との関係をご説明頂きました。
マーケターは自治体でも活躍できます
このBlogを読んでいる方は、企業のマーケターの方が多いでしょう。しかし、自治体がデジタル・トランスフォーメーションや、デジタル化推進する時には、デジタル・マーケティングの経験者の経験はとても有益です。
私自身、近年、自治体にマーケティングや、デジタル・マーケティングの講師として呼んでいただくことが増えました。
今までの自治体の活動は、マーケティングで例えると、「マス・マーケティング的な手法」でした。自治体の情報は伝えれば良い。街の人口は右肩上がりに増える。このような、考え方や、背景がありました。
しかし、人口減少期の現在は、「住民に街を選んでもらう」「住民の望んでいるサービスを提供する」活動を、どの自治体でも重要視しています。マーケティング的に言えば、「カスタマー・インサイト」が重要視されているのです。
参考に、この番組を見て頂き、自治体で、皆さんのマーケティングの経験が活用可能か、想像してみてはいかがでしょうか。
なお、BBTの番組は、すべて有料放送です。視聴方法もサイトに説明があります。また、視聴された方は、ぜひ感想なども教えてくださいね。
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